地球上でもっとも硬い物質といわれるダイヤモンド。
このダイヤモンドは、いったいどのようにして生まれるのでしょうか。


 

ダイヤモンドは高温高圧条件の地下深く、上部マントルでできます。そのあと別のマグマにとりこまれて、火山の爆発とともに地表近くへと押し上げられたと言われています。

マグマがゆっくりと上昇するとダイヤモンドはグラファイトに変化してしまいます。グラファイト、と呼ばれるのはいわゆる鉛筆の芯です。
そのため、ダイヤモンドになるには、急上昇することが必要です。地表近くで火山の爆発が起こり、マグマは急速に冷却固化します。

こうしてダイヤモンドを運び上げる役割を果たしたマグマは、キンバーライトやランプロアイトと呼ばれています。それは通常パイプ状をしています。

これらの岩石は、古いもので16億年前、新しいものでも5000万年前にできたと言われています。

ダイヤモンドができるためには、5万気圧以上の圧力が必要であると言われています。1気圧=1000トンなので、極めて破壊的な力が加わったと考えられています。

 

とても過酷な環境で生まれるダイヤモンド。
万物の中でもっとも硬い物質であり「征服されざる石」と言われ、不屈の象徴でもあります。

地表に噴出したキンバーライトやランプロアイトのパイプ状の鉱床は、その後長い地質時代にわたって風化浸食されます。しかし、風化に強いダイヤモンドは、ガーネットなどの他の鉱物と一緒に壊れないで運ばれ、比重が重いため川底に堆積します。こうして川床、川岸段丘とか海岸など遠い所に運ばれ農集して、鉱床をつくります。

風化、浸食に耐えて残ったキンバーライトやランプロアイトは、パイプ状をしています。大規模な露天掘りや坑内掘りが可能になり、採鉱、選鉱作業で近代的な手法が応用できます。こうしてダイヤモンド鉱山は、近代的な鉱山として創業するようになります。この種の原岩を採掘している鉱山は南アフリカ、ボツワナ、タンザニアなどアフリカ諸国、オーストラリア、カナダ、シベリアのサハ共和国、中国など世界各地にあります。しかしみな大陸内に限られているのが特徴です。

 

次は、ダイヤモンドの発見についてお話しします。

 

<参考文献>
諏訪恭一『価値がわかる宝石図鑑』ナツメ社
『ジュエリーコーディネーター検定3級』一般社団法人日本ジュエリー協会