人々はいつ頃から婚約の証に指輪を贈るようになったのでしょうか?
一説には、婚約の証として指輪を贈る習慣は古代ローマの時代から存在していたようです。

ただし、その頃の指輪は鉄製の輪のようなもの。この時代にはすでに、様々な意匠を施したり
美しいカラーストーンを用いたジュエリーは盛んに作られていましたが、婚約指輪においては、
装飾性やロマンティックな意味合いより、契約の証としての意味あいが強かったようです。

その後、時代とともに鉄の指輪は金(ゴールド)の指輪に変わっていきます。
指輪の素材以外にも、時代が進むごとに、婚約指輪を左手の薬指につける習慣や
指輪にイニシャルを彫るという今の時代まで続く慣例が形作られていきました。

さて、ダイヤモンドの指輪が婚約指輪として初めて贈られたのはいつの時代でしょうか。
記録に残っているもっとも古いものは、15世紀にハプスブルク家のマクシミリアン1世
(のちの神聖ローマ皇帝)が最初の妻マリーに贈ったものです。
この頃から、婚約指輪にダイヤモンドの指輪を贈ることが王族のあいだで広まっていきました。

日本で婚約指輪を贈る習慣が一般的になったのは、実はごく最近のことです。

そもそも日本は、古代のある時期から1,000年以上もの間、ジュエリーを作ったり
身につける習慣がぱたりと途絶えていた世界でも非常に珍しい国です。
明治期に欧米の文化が国内に入ってくるようになり、貴金属のジュエリーと
それらを身につける習慣が輸入されました。

1945年頃の日本における婚約指輪の取得率は約16%でしたが、1954頃には約60%に、
1980年には75%まで上昇します。指輪の素材も、誕生石やパールから、
テレビCMなどの効果もあって婚約指輪=ダイヤモンドのイメージが定着していきます。
現在では、婚約指輪を用意した人の内94.5%がダイヤモンドを素材に選んでいます(※)。

古代ローマから始まり、ヨーロッパで発展していった婚約指輪と、ダイヤモンドを贈るという習慣。
その伝統は現代まで続き、現在のヨーロッパのロイヤルウェディングでも
婚約指輪や結婚指輪は非常に注目され、雑誌やメディアで特集されることも少なくありません。
そのような情報に触れる事で、女性が抱く幸せな結婚のイメージには、
自然と「ダイヤモンドの婚約指輪」が描き出されるのかもしれませんね。

さて、日本では婚約指輪の取得率は1980年代をピークに落ち着きつつあります。
今では、婚約指輪は必要だろうか?と悩む男性も少なくありません。

必要かどうか、についてはっきりした答えを出すことはできませんが、
唯一言えるのは、大切な人からもし婚約指輪を贈られたら、嬉しくない人はいません。

プロポーズの時にサプライズで贈ったり、後日2人で一緒に選びに行ったり、
形式はさまざまですが、お相手様にプレゼントしたいな、喜ぶ顔がみたいな、と思う方は、
ダイヤモンドに思いを乗せてみてはいかがでしょうか。

HASUNAのダイヤモンドが、その大切な想いを届けるお手伝いをさせていただきます。

※ブライダル総研調べ